13th floor 「友達」ではない私たち

「友達」ではない私たち

彼女に初めて出会ったのは、私がショーに出演した劇場だった。
それから、イベント等で何度か顔を合わせていた。

だけど、一度も「彼」の姿は見た事が無かった。

お洒落で、剽軽な語り口。

待ち合わせ場所に向かう途中、私はまるで、友達に会いに行くかの様な気分だった。

ボブカットでトレンチコートを着た彼女の姿が、見えて、手を振る。
いつもの、可愛らしい笑顔が待っていた。

お喋りをしながらホテルに入る。

そのお喋りは部屋の中でも続き、私は、彼女の話に笑い転げる。
まるで、女友達。

こんな風で。できるのかな？
少しだけ、不安だった。
照れてしまわないか。

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シャワーを浴びて、着替えた彼女。
ビスチェにガーターストッキング姿の彼女。

いつもより、少しだけドキドキする。

照れと不安は、縄を掛けると、嘘のように消えていった。
彼女の息遣い。私の息遣い。
体温。

私たちは今「友達」ではない。
責と受。SとM。

私は友達を縛らない。
一本鞭で打たない。
アナルに指を入れない。

彼女のアナルを探る。
吐息に混ざる「気持ちいい」。
一本鞭を欲しがって・・・・・・・・・
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プレイを終えて、元の服装に戻った彼女と私。
また「友達」に戻って、冗談を言って笑い合う。

こんな関係。
不思議な、関係。

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T美ちゃんへ

やっとプレイできたねー！凄く楽しみにしていました。
いつもおしゃれだよね。普段着っぽさがリアルで素敵です。
照れてしまいそうだったけど、楽しく気持ち良くプレイできてよかった。
あんな顔するんだね。
あの人のモノマネ、また見せて下さい！！最高だった笑

次は何処で会うかな？またこうやって二人で遊ぼうね！

十三花