雨の夜。
閉店間際の電話。
待ち合わせ場所に居た背の高い男は、肩で息をしている。
仕立ての良いスーツは濡れていた。
急ぎ過ぎて、傘を電車の中に忘れてきたそうだ。
「今日しかないと思って。やっと来れました、やっとお会いできました」
私の動画を見て。
ずっと、会いたかったと。
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焦る気持ち。
きっと、早くこうしたかったんだ。
きっと、こうなる事を、ずっと思い描いていたんだ。
裸で私の前に跪く若い男。
数分前に、初めて会った男。
既に、私の奴隷の様な態度。
麻縄で後ろ手に拘束する。
縄が擦れる度に息遣いが変わる。
その身体は欲している。
私からの、激しい痛みを。
乗馬鞭で。一本鞭で。スパンキングラケットで。
その身体に痕を刻む。
きっと。こうなる事を。ずっと、望んでいたんた。
床に正座させる。
私はベッドに座り、その太腿に、エナメルブーツの踵を沈める。
徐々に歪む眉、軋む声。
「やばい」という言葉に続くのは「もっと」。
もっと。欲しがるその体に・・・・・・
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Tちゃんへ。
約束通りブログ書きましたよー!
待ち合わせ場所で、雨に濡れていた君の顔。
私に跪いた時の顔。
まるで別人だよね。
痕はもう消えてしまったかな?
鞭を打った時の。踏んだ時の。
「やばい」という言葉が、まだ耳に残っています。
またききたくなる。
その後動画は見たのかな?
まるで有名人になったような気分だった!
またあの「やばい」って言葉。
聞ける日を楽しみにしてるね。
ありがとうございました。
十三花
- 2014/12/10(水) 19:15:36|
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