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13th floor

歯について

今回はSMではないお話。






四年前にTwitterに載せたこの私の金歯を見せている写真。

この呟き。四年も前なのにずっと歯フェチのアカウントの方々に反応し続けられています。

歯フェチってこんなに沢山いるのか。と驚いています。

私の口中には5本の金歯があります(20K)。
今時金歯入れる人なんていないから、と歯科医に止められたけれどどうしても金にしたくて。



実は…私も、フェチと言って良いのかは解らないけれど、歯が大好きです。

それはもう、真っ白で歯並びの良い歯が良いに決まっている。
男女問わず白い歯並びの良い歯は素敵です。
それは全体的に見た人として。

だけど治療痕のある歯や虫歯やガタガタの歯並びの歯を見るとゾクゾクしてしまう。

YouTubeで残根抜歯や虫歯治療の動画を見てはゾクゾク。昔だったらこんなの絶対に見れなかったよなぁ 良い時代に産まれたものだ。
特にホワイトデンタルクリニックの動画とかおり先生の動画が好きです。

私に、「口の中を見せてごらん?」と言われた事があるマゾ、いるでしょう。
それは責める気持ちではなくてただ君たちの歯並びや治療痕が見たかっただけです。
歯から見えてくる人生を見たかっただけ。

人の口の中を、歯を見れる仕事でよかった…皆ありがとう。


歯に強い関心を持ったきっかけについて。

幼い頃、たしか「金田一少年の事件簿」のドラマのとある回で、白骨化した遺体の身元確認は歯の治療痕から行われていたのです。(ストーリーについては全く覚えていない。)

そうか、私が私である証明は歯に残るのか。
私は骨になっても歯を見れば私のままなのか。

と自分が白骨化した事を想像してゾクゾクしたのを今でもよく覚えている。

歯並びが悪かったり、治療痕があったり。
特徴的な歯への少しの憧れ。私が私である証明。


酷い虫歯を放置していたり見える所に歯がない人には人として強い嫌悪感がある。


ただ、「歯」として見るとその強い嫌悪感は裏返しの興味。


叶わぬ夢だけれど、人の歯を抜いてみたい。


それともうひとつ思い出した。

乳歯が抜ける遠い記憶。
抜けるというより剥がれる に近いような。
ぐらぐらして、血の味がして、最後に私の歯茎から、私から離れていくあの感じ。
痛いような気持ちいいような、あの感じ。
さっきまで私だった歯が私から離れて私でなくなる瞬間。
二度と味わうことのできないあの感覚を、また味わってみたい気持ちが強くある。


こんな事を書いていたら少し恥ずかしい気分になってしまいました。
これは私のfetishismなのか、そうではないのか。

まだまだ私の中の知らない部分はたくさん。


私の金歯を見にくるだけでも歓迎します。

歯フェチの方々、待ってるね。



十三花


  1. 2021/09/16(木) 00:15:05|
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色でいうなら青紫










「好きな女王様も気になる女王様も他にも居るけれど、お金を払って自分から会いに行きたいと思ったのは十三花さんだけなんです、」


彼女はそう言って煙草の煙を吐きだす。
ラッキーストライク、膝下のワンピース、少し低い色気のある声。

綺麗、かわいい、美人?
それよりも「いい女」なんて言葉がよく似合う大人の女性。
彼女の第一印象はそんな風だった。
聞けば私と同い年。


下着姿で私の前に跪くと、先程とは全く違う蕩けるような瞳に変わっている。

いつスイッチが切り替わったのか、初めはそれを隠していたのか、解らなかった。

盛夏。

そして彼女はもう一度私に会いにきた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


強い眼差しはいつのまにか蕩ける様な視線に変わる。

髪を掴むと、声が漏れる。
誰かに、私に聞かせる為の声ではなくて、底から漏れてくる様なその声に思わずドキドキしてしまった。

柔らかく小さな肩。
縄を這わせるとその声は更に湿り気を帯びてくる。



この日、彼女に会う前に、
匂いフェチの男の子に私の靴の匂いを嗅がせたらうっとりとずっと嗅ぎ続けていた。
あまりにもずっと嗅ぎ続けていたので、「今どんな気分?」と聞いてみたら、「恥ずかしいです…」と眉間に皺を寄せ、それでも尚嗅ぎ続けていた。

縛って仰向けに寝かせた彼女の爪先を見下ろした時、その事がふと頭をよぎった。

そして彼女の脚を上げ、爪先に鼻を付けて、嗅いでみた。

「恥ずかしい!!」

漏れる喘ぎ声に続いて、出てきた言葉。

真逆の状況。先程は私は自分の足の匂いを嗅がせていた。今は私は相手の足の匂いを嗅いでいる。

でも、出てきた言葉は同じ。

「恥ずかしい」

マゾ心の煽られ方は本当に人それぞれ。

羞恥に身を捩らせる彼女がとても愛おしく思えた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

鞭を打ったり、蝋燭を垂らしたり。
彼女の身体を楽しんでいるうちにあっという間に終わりの時間が近づいてきてしまい、それから私たちは、一緒に湯に浸かった。
まるで恋人同士のように。


湯から上がると、お互いさっきまであんなに激しく乱れていたのに、何だか爽やかな気分になった。

変態?おかしい?しかも女同士で?

そう、確かにそれはそうなんだけれど。
だから何?
そんな気分。

彼女の事をもっと知りたくなった。
少し影のあるいい女。色でいうなら青紫。








  1. 2021/09/16(木) 00:01:20|
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十三花(TOMiCA )

Author:十三花(TOMiCA )
拠点を名古屋から東京に移し、SM活動中。
まだまだ勉強中ですが、緊縛が好きです。

楽しいことが大好き。

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