あの人に会うと思うと、背筋が伸びるような。
そんな関係もいい。
知り合って数年経つけれど、私は彼を「Sさん」と苗字にさんを付けて呼ぶ。そしてプレイの前後は敬語で話す。
倍近く歳上の、上品なおじさま。
私の知らないことを知っているひと。
大学生の頃、私のどんな質問でもにこやかに答えてくれた教授のような。
他愛のない話もきちんと聞いてくれるバーのマスターのような。
絵の良さを嬉しそうに説明してくれる画廊のオーナーのような。
歳上の、優しくて、物知りな男性。
Sさんはそんなひと。
今日のお話は。「我儘なお嬢様とその下男」。
変わる瞬間がある。
シャワーを浴びて部屋の扉を開ける瞬間。
先程とは別人になる。
Sさんも、私も。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Sさんへ。
いつも「今日のストーリー」を聞かせて下さる時、とても嬉しそうですね。そんな顔を見るのも楽しみのひとつです。
縄をほどいた後も愛おしそうに縄を抱きしめ、身体に擦り付けている姿、堪らなく気持ちいいです。
次もまた、お嬢様と下男シリーズ、楽しみにしていますね。
ありがとうございました。
十三花
- 2017/03/22(水) 16:13:35|
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床が似合う。
ソファに座ってはいけない、そこは私の席。
ほら、床が似合う。
思わず蹴飛ばしたくなる顔。
ネクタイで目隠し。
着替える前から私をその気にさせるのは策略なの?
苛つく顔。
思わず馬乗りになりたくなる顔。
初めて会った時。
「縛られたりするのは興味がない」
って言ってなかったっけ。
こんなに肌を震わせて。
そんなに大きくさせて。
少しは興味が湧いてきたのかな。
動けなくなる体。
小指に触れただけで跳ね上がる体。
思い通りになってきて漸く面白くなってきたの。
君との遊び。
漸く気持ちよくなってきたの。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Tへ。
目はその後大丈夫?
あんなに盛大にところてんするなんてね。
初めて会った時こんな風になったらいいなと思っていたけど、思い通りになってきてとてもいいの。
一本鞭もアナルも。
もっともっと、ね。
チョコレートもありがとう。
じゃ、また来週!
ありがとうございました。
十三花
- 2017/03/15(水) 19:10:02|
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3月。
わたくし十三花がSMを生業にして丸9年になりました。
…といっても、初めに勤めたSMバーに2日出勤してバイク事故に遭い1ヶ月以上休業したのですが。
この写真は私が今持っている画像で一番古いボンデージ姿の私。 多分。2009年1月。鶴舞のライブハウスの前。
まだ刺青が片腕に入っていません。
友達のライブをリクエストがあったのでボンデージで聴きに行きました。
SMとは何なのか?
当時は解った気でいた気がします。
途中、わからなくなりました。
迷いました。自身が「女王様」を名乗るのに違和を感じていました。
Sだからこうしなきゃとか。
Mならこうあるべきとか。
そう思った事は何度もあります。
10年目にして思う。
Sだからこうなんじゃなくて。
Mだからそうなんじゃなくて。
私のこの欲望、この気持ち。この感覚、体感に。
それへの悦びに、あとからSという記号がついてきているだけなんだって、今はそう思う。
私は、「女王様」とは名乗りません。
ただ、私の足元に跪いて、私を「十三花女王様」と呼ぶあなたの前では、女王様になれるのです。
今だって、SMとは何なのか?
解らないことは沢山ある。
わかることは。
私の悦びを受け止めてくれることは堪らなく気持ちいいということ。
これからもよろしくね!
十三花
- 2017/03/01(水) 22:07:18|
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