最後に、SMをしたのはいつですか。
その質問にUはこう答える。
「10年前です。」
この肌の震えは。緊張してる?
違う、それよりも期待の震え。
日焼けした肌を麻縄で包む。
こんな風にされたいって、きっと10年ずっと思っていた訳では無さそう。
偶に、ふっと。
思い出していたに違いない。
足が好きだって。
女性の足が。
きっと踏まれるのも10年振りね。
そのうっとりした表情を見下ろす。
その表情をもっと蕩けさせたくて・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Uさんへ。
10年振りのSM。如何でしたか。
きっと貴方には、この行為は常に必要な訳では無くて。
偶に、襲われるんでしょうね。こうされたいという欲望に。
また東京にいらっしゃる時は、是非会いに来てね。
ありがとうございました。
十三花
- 2016/10/27(木) 19:51:07|
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「もしも、‘ミルラの十三花’として出会ってなかったら、もっともっと、やっていたかもしれない」
Aと初めて会った夜。去り際に私はそんな言葉を残したらしい。
Aの中でそれがずっと引っかかっていて。
だからこの日は、そういう事を一切考えないで欲しいと希望された。
私の欲望のままに、して欲しいと。
本当はもっと聞きたかったの。
こんな風に、君の叫び声を。
本当はもっと触りたかったの。
こんな風に、ケインや一本鞭で熱く腫れた、肌を。
本当は見たかったの。
そう、前回は見れなかった君の涙。
ゾクゾクする。大人の男が声を上げて涙を流して。
私の足元に頽れる。
心がひりひりする。
これ以上やったら壊れてしまうかしら。
そう思いながらもっと。
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Aくんへ。
君の涙を思い出すと痛いくらいに気持ちいいのです。
リミッター解除。広い部屋で。
高揚しました。
その後どれくらいでお尻の赤みは引いたかな。
そして例のあの人にマスク被ってる君の写真を見せたら何故かちょっと喜んでたよ。笑
また、互いにひりひりするくらいのあの感じ。
味わいましょう。
ありがとうございました。
十三花
- 2016/10/07(金) 22:38:55|
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物語があって。
私はその役に変身して。
一本鞭を打って。
それから。
全頭マスクを被せる。
見えなくて、聞こえにくい世界へ。
身動きが出来ないように。
縛る。
じっくりと。
動けなくなった姿を、一歩引いて、眺めていると。
動けないけど、動く。
それは震え。
「気持ちいい…」
そう呟く。
それは私に向かって話した言葉ではない気がした。
どこにも向かっていない言葉。
呟き。
そんな姿を見つめる幸せ。
そして、それをゆっくり解いていく。
ゆっくり。
本当はもっとそうしていたかったのね。
解き終えた縄を身体の上に乗せて、畳んでいると。
その縄を抱きしめ、自ら身体に擦り付けて、うっとりとした声を漏らす。
私も本当はもう少しあのままにしておきたかった。
少し早まってしまったかもしれない。
そんなに愛おしそうに縄を抱きしめるなんて。
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Sさんへ。
例のストーリー、第二弾でしたね。
リクエスト通りランジェリーでのプレイでした。
一本鞭や、踏み潰したケーキ。
色々あったけれど、縄を解いた時に心の底から愛おしそうに縄を抱きしめるSさんの姿に心打たれました。
気持ち良いって、こうゆうこと。
そういう気持ちを感じさせてくれてありがとう。
第三弾も楽しみにしておりますよ。
ありがとうございました。
十三花
- 2016/10/06(木) 00:16:47|
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