"踏み潰す"。
真っ赤なイチゴとホイップクリーム。
ショートケーキをエナメルブーツで踏み潰す。
一瞬の躊躇いは快感に変わる。
今にも涎を垂らしそうに見つめる男がいるから。
ブーツの足を投げ出す。
跪いて、うっとりと舐めるその姿を見下ろす。
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それが快感だと教えてくれたのは、私を「女王様」と呼ぶ老人だった。
ケーキの箱を渡された時。私へのプレゼントなのだと、当たり前のようにそう思った。
これを踏み潰して、私に食べさせてください。
そう言われ、言われるがままに。
床にケーキを置いて。
踏み潰そうとしたとき。
あの時は、なかなか踏むことが出来なかった。
綺麗なケーキを。食べ物を踏み潰すなんて。
何だが悪いことをするみたいで。
思い切って踏み潰す。
ぐにゃりと柔らかい感覚が足に伝わって。
私は、「悪いこと」をした。
ブーツについたクリームを、床に散らばるスポンジを。
夢中で舐めるその老人を見下ろして。
それは、ゾクゾクするほど気持ちが良かった。
わるいこと。
そう。
鞭を打つことも。
縛ることも。
はじめは全部、「悪いこと」をしている気持ちが、気持ちよかった。
その感覚を、ずっと忘れずにいたい。
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Mさんへ。
二人きりで会うのはとってもお久しぶりでしたね!
アナルが最高に楽しかった!だって感じ過ぎなんだもん。
ケーキを踏み潰すのは格別。
まさかホールケーキなんてね。
あなたの様なマゾの前では、こんな悪いこともできる。
ちゃんと食べるからね!
またケーキ踏み潰したいな!
ありがとうございました。
十三花
- 2015/01/17(土) 14:41:48|
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