あの人に会うと思うと、背筋が伸びるような。
そんな関係もいい。
知り合って数年経つけれど、私は彼を「Sさん」と苗字にさんを付けて呼ぶ。そしてプレイの前後は敬語で話す。
倍近く歳上の、上品なおじさま。
私の知らないことを知っているひと。
大学生の頃、私のどんな質問でもにこやかに答えてくれた教授のような。
他愛のない話もきちんと聞いてくれるバーのマスターのような。
絵の良さを嬉しそうに説明してくれる画廊のオーナーのような。
歳上の、優しくて、物知りな男性。
Sさんはそんなひと。
今日のお話は。「我儘なお嬢様とその下男」。
変わる瞬間がある。
シャワーを浴びて部屋の扉を開ける瞬間。
先程とは別人になる。
Sさんも、私も。
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Sさんへ。
いつも「今日のストーリー」を聞かせて下さる時、とても嬉しそうですね。そんな顔を見るのも楽しみのひとつです。
縄をほどいた後も愛おしそうに縄を抱きしめ、身体に擦り付けている姿、堪らなく気持ちいいです。
次もまた、お嬢様と下男シリーズ、楽しみにしていますね。
ありがとうございました。
十三花
- 2017/03/22(水) 16:13:35|
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